リヨンの金マリア

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フランス、ローヌ・アルプ県のリヨンという町で、
金色のマリア様にお会いしました。

町を見下ろす丘の上から、
両腕をさしのべて 立っておられました。

リヨンは美しい町。
ソーヌ川とローヌ川、ふたつの川が流れていて、
水の恵みに満ちた町です。


フルヴィエール2


世界遺産に登録されている美しいリヨンの旧市街から、
マリア様の教会があるフルヴィエールの丘に向かいます。

きっと歩いても行けるのでしょうけど、
フニクラ(ケーブルカー)に乗って丘まで登りました。


フニクラT


フニクラを降りて最初に目にするのは、
ノートル・ダム・ド・フルヴィエール大聖堂です。

ちょっとギリシャやローマの神殿風です。

Notre-Dame ノートル・ダムとは 聖母のことで、
マリア様を崇拝している聖堂というのがわかります。


教会の正面


正面入口の上部にあるタンパンも マリア様です。
ロマネスクの教会ならば、キリストが描かれるであろう場所。

マリア様の頭上には、8本の光を放つ星を見つけました。
星もまた「ステラ・マリス 海のマリア」といって、マリア様を意味します。

この大聖堂は、マリア様のアトリビュートをふんだんに見ることができます。


ファサード


入口の左右の階段にライオンがいました。
よく見ると、羽根をつけているのでスフィンクスでした。
神社の狛犬みたいです。

この大聖堂は、1870年に建てられました。
ナポレオンの時代でしょうか?

ナポレオン軍団のエジプト遠征は、「エジプトへの回帰」
と呼ばれる様式を生み、スフィンクスをもたらしたそうです。


ライオン


大聖堂の裏手に回ると、聖マリア小礼拝堂があります。
その屋根の上に、金のマリア様がおられました。

そのお姿は、堂々として気品に満ちていました。


金マリア2


そしてその横には、マリア様を守護するように、
大天使ミカエルの像を掲げた教会が並んで建っていました。


ミカエルT


いつか会いたいと思っていた金のマリア様。

聖母信仰がキリスト教の表層に現れて来た時代に
「黒いマリアは、白または金マリアとなって昇天した」
という記述を読んだことがあります。

まさに、この礼拝堂の地下には 黒いマリア様もおられます。

地下の黒と天上の金。

金マリアは、ロマネスクにあった女性を悪の原理として排除するものではなく、
「善の原理に転換させる錬金術を形象化したもの」
と、その本に書かれていました。

なにか 浮かばれなかった存在が、
堂々と表明した証のような感じがいたします。

1852年に、金のマリア像が礼拝堂に取り付けられた時、
その晩、リヨンの人々は窓辺にロウソクを灯して祝ったそうです。

想像するだけでも美しい!
女性原理の復活の日!

それが現在の「光の祭典」に発展したそうです。


タイル


大聖堂に戻り、聖堂の中を見学しました。
見事に金づくめでした。

「金の家」と聖堂でいただいたパンフレットに書かれていました。

マリア様のように、神さまの愛を受け入れた時に
輝く栄光の美しさを金色で象徴しているそうです。

愛する人からの愛を受け入れた時、女性たちは
金色になるのでしょう。


岡


大聖堂の裏は、町を見渡す見晴らし台になっています。
私が訪れた11月の冬空は、リヨンの町をベールで覆っていました。

それもまた 美しく、風景画のようでした。



     ~*~ Fin ~ chapter:3 Lyon ~*~




ロウソク
旅の思い出。フルヴィエールの丘の金のマリア様が描かれたキャンドル。


テーマ:旅行記 - ジャンル:旅行

2013.12.10 | マリア巡礼

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プロフィール

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Author:mariaikuko
青山マリアいく子の
「祈りとアートの巡礼記」にご訪問下さりありがとうございます。
導かれるような旅の不思議について書きたいと思いました。
旅で出会った出来事、美しいもの、心の目が見たものを綴っています。
皆さまの旅も、実り豊かなもので
ありますように。

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