ファティマの奇跡のマリア

ファティマ


ファティマは、フランスのルルドと並ぶマリア信仰の聖地です。
多くの群衆の前で奇跡を起こし、平和のために祈るよう唱えた
ファティマの奇跡のマリアさまはとても有名です。


母と姉とわたし、ルルド巡礼に続いて
ポルトガルはリスボンに飛び、奇跡のマリアさまにお会いしました。


ファティマのマリア



リスボン国際空港から北へ、バスで3時間くらい。
美しいリスボンの街を眺めながら、ファティマに向かいます。

リスボン2

リスボン1


ファティマに近づくにつれ、簡素な村に景色が変わってゆきます。

オルトガルの道2

1917年、草地で羊の守をしていた3人の少年少女の前に
稲妻とともに光に包まれたマリアさまが現れたといいます。
当時名もない村だった面影が、今なお残されているような景色です。

ポルトガルの道1


そして到着したファティマの大聖堂。
広大な広場の半分を包み込むようなネオ・クラシック様式の聖堂は大迫力でした。
5月13日、この日はちょうどマリアさまご出現の記念祭典日。
世界中から集まってきた人々で、すでに広場は埋め尽くされていました。

Fatima_091vaL.jpg

本で読むマリアさまの奇跡は、まるでマジックのようです。
毎月13日、同じ場所に続けて6回、マリアさまは子供たちの前に現れました。
そして最終日には、数万人もの群衆が詰めかけたといわれます。

「私はロザリオの聖母です。ここに私の教会を建てて下さい。
 毎日、ロザリオの祈りを唱えて下さい。
 人々が、これ以上神様に背くことがありませんように。
 神様はすでにたくさんの背きを受けておられるのですから」
 
多くの群衆の前に現れたマリアさまはメッセージを残し、
そして太陽を指差すように昇っていかれました。

その時、太陽が突然震えだし、燃え盛る車輪のように回転し、
あらゆる方向に色の光線を放ち、
しまいにはジグザクに太陽が落下したり、上昇したりしました。

人々は一斉に叫び声を上げ、恐れおののき、祈りを唱えました。
その現象は、そこに居たすべての人が目撃したと言われます。

(*「聖母マリアからのメッセージ」菊谷泰明著 から引用させていただきました)

Fatima_090vaL.jpg

中央の聖堂は、まさにマリアさまご出現の場所です。
私たちが訪れた日、数十万人はいたと思われる広場。
マリアさまの奇跡現象が、今にも起こりそうな光景でした。

夜はロウソクを灯してミサに参加しました。
これだけの大群衆とともに祈り歌うことは、本当に素晴らしい体験です。
宗教や教義にかかわらず、全身全霊「祈り」のトランス状態に入る・・・
ひとりひとりの個体ではなく、一つの大きなエネルギーの渦
そのものになる感覚です。

Fatima_095vaL.jpg


巡礼の帰り道。
ロカ岬というユーラシア大陸最西端の地に立ち寄りました。

フィニステールL

遠い記憶を思い出させるような海でした。

フィニステール2L


リスボンの港に着くと、母はしきりに懐かしがります。
ここに住んでいたことなどないのに。

ポルトガル海2L
エンリケ航海王子の記念碑・発見のモニュメント

母の父親はヨーロッパ航路の客船航海士でした。
祖父は、フランスかポルトガルでキリスト教の洗礼を受けたと
ここリスボンに来て、初めて母から聞きました。
知らなかった!
母のDNAの中には、父親を通してヨーロッパの記憶があるのでしょう。
ヨーロッパにいる母は、いたって自然でした。
パンを食べるのも、祈る姿も。

ポルトガル海L
大航海時代、船を監視する要塞・ベレムの塔


どのくらいでしょう?
長い間、母を受け入れられない自分がいました。
幼児洗礼で母が信仰する宗教になっていることに疑問を抱いていました。
お祈りを強制されるのも、堅苦しいことも嫌いでした。
この巡礼でさえ、最初は母のお付き合いという気持ちでしたから。

ポルトガルL

でもリスボンで、なんとも自然な母の姿を見ると、
ああ、これは母が父親から譲り受けた血なのだ、と。
抗いがたいものなのだと。
圧倒されるような信仰心も、どうにも変えられない血から来ているのだ。


今にして思うと、
この時、初めて母のありのままの姿を受け入れられたような気がします。

そしてわたしは、ようやく
自分が譲り受けているものに抵抗するのをやめ、
「祈り」を通して見えない何かを、母から
少しずつ受け取り始めたようです。


ファティマのマリアろうそくT



             ~*~ Fin ~ chapter:2 fatima ~*~




ファチマお土産f
旅の思い出*祭典の時のキャンドルホルダーと大航海時代の船が描かれたタイル

テーマ:旅行記 - ジャンル:旅行

2012.08.21 | コメント(0) | トラックバック(0) | マリア巡礼

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Author:mariaikuko
青山マリアいく子の
「祈りとアートの巡礼記」にご訪問下さりありがとうございます。
導かれるような旅の不思議について書きたいと思いました。
旅で出会った出来事、美しいもの、心の目が見たものを綴っています。
皆さまの旅も、実り豊かなもので
ありますように。

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