【10-2】シャルトル大聖堂 (1) - ラビリンス -

シャルトル大聖堂 (1) - ラビリンス -
Chapter9 - シャルトルへ - からの続き
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フランスのCartres シャルトルは、聖母マリアの巡礼の町です。
シャルトル・ブルーと呼ばれるステンドグラスがあまりに有名な
中世ゴシック様式のノートル ダム大聖堂があります。
世界遺産にも登録されています。

パリ市内からとても近いので、日帰りで気軽に足を伸ばせます。
2010年7月18日、パリ・モンパルナス駅からイル・ド・フランス地方圏外を走る
普通列車、ter(テ・ウ・エール)に乗って約1時間でシャルトル駅に到着しました。


シャルトル駅
Le 18 Juillet 2010*La Cathedrale de Chartres*Photos by RESONANC


小さなシャルトル駅を出て、シャルトル大聖堂を目指して歩きます。
緩やかな坂道を登り、大きな広場に出ると大聖堂はすぐ目の前に。

大聖堂のシンボル、2本の尖塔は、電車からも見ることができます。
シャルトルまではボーズ平野の広大な麦畑が続くのですが、
車窓の向こう、一面の麦畑の中からポツンと大聖堂が姿を現わすのです。

陽光に輝く麦の穂の波間の向こうに2本の尖塔を目にする時、
どんな人も敬虔な気持ちになるのではないかと思います。


外観1


尖塔は左側の高いほうはゴシック様式、右側の低いほうはロマネスク様式です。
シャルトルの起源は伝説と史実が不明瞭な時代に遡るため、確かなことは
わかっていません。少なくともカロリング朝(751-986)の時代から聖母マリアに
捧げられた大聖堂であることは確かだそうです。
ヴァイキングの襲撃や大規模な火災などで聖堂は焼け落ち、1260年には
ほぼ再建されるも、フランス革命期には屈辱的な破壊に遭い、数えきれない程の再建、
修復を重ねて今日の姿となっています。


外観4


聖堂の周りはぐるりと聖人の像で埋め尽くされています。
聖人の胴体はひょろ長くディフォルメされ、繊細な表情を見せています。


日時計


時計や日時計も見つけました。


日時計2


いきなり聖堂内部に入るのも良いですが、時間のある時は
ぐるりと外観を見渡すと全体像が把握しやすいですね。


外観3


Portail Royal ロワイヤル・ポルターユ(王の門)と呼ばれる12世紀の正門から
聖堂に入りました。
写真では分かりませんが、中央柱の左側に「ユダ王国の女王」と呼ばれる彫像と
旧約聖書の人物の彫像があります。誰を表しているのか不明です。
キリストのご先祖さまかもしれません。


教会内


中に入ると聖堂正面のステンドグラスが目に飛び込みます。
そして、すぐに視線を床に向けると円形のラビリンス(迷路)があります。

円の直径は12.85m、内側の曲がりくねった路は261mと長く巨大です。
この日はミサがあり、椅子が並べられて床が隠れていたのと、
大きすぎてよく分かりませんでしたが・・・。


教会内部1


床に埋め込まれたラビリンスは、かつての巡礼者たちが立つか膝をついて
迷路を辿ったと言われます。

シャルトル大聖堂のラビリンスは貴重です。
現存する中世フランスのものとしては最も良い状態で残されているからです。
その他の聖堂のラビリンスは、キリスト教的意味を持っていたにも関わらず、
17,18世紀には理解されなくなり取り壊されてしまったのです。


ラビリンス4


ラビリンス=迷路。
入口があって、一本の長い迷路を苦労しながら歩き、最後には
目的地(出口)に出るというもの。
そういえば、どんな宗教的意味があるのでしょう?

購入したカタログによるとシャルトルのラビリンスは、
「エルサレムへの旅路」とされていたそうです。
辿りついた先に聖都エルサレムの扉が開かれるといいます。
でもここで言うエルサレムは都市ではなく天上の都市、つまり天国。
キリスト教的天国とは、永遠の命。
ラビリンスは永遠の命へと到達する人間の旅路を象徴しているのだそうです。
ちょっと難しいですね〜。


ラビリンス3


エントランスに置かれていたラビリンスの模型。
これでようやく形が分かりました〜。


ラビリンス2


大聖堂の裏にある庭園にもラビリンスがありました!
刈り込み具合と左右対象系が、いかにもフランス庭園らしい。


ラビリンス庭園


この後、憧れのシャルトル・ブルー(ステンドグラス)をゆっくり見学しました。


庭園前





* ~ * Chapter 10 Continuer 続く * ~*






テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

2017.08.14 | マリア巡礼

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Author:mariaikuko
青山マリアいく子の
「祈りとアートの巡礼記」にご訪問下さりありがとうございます。
導かれるような旅の不思議について書きたいと思いました。
旅で出会った出来事、美しいもの、心の目が見たものを綴っています。
皆さまの旅も、実り豊かなもので
ありますように。

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