ロカマドールの黒マリア(1) 出発

ロカマ2014


それは、まったく奇跡の旅でした。

2010年7月6日、黒いマリアに会うために、
フランスへと、夫と二人で旅に出ました。

まるで恋焦がれるようなパッションで、
なかば天からのミッションのように
「どうしても 黒いマリアに会わなければいけない」
わたしの思いは強烈でした。


遠景1
Rocamadour * Photo by RESONANCE


会いたいマリアは二人。

一人は、フランス南東部プロヴァンス地方、サント・ボーム山塊のマグダラのマリア。
もう一人は、フランス南西部ケルシー地方、ロカマドールの黒いマリア。

東から西へ行くか? 西から東へ行くか?
ルート作りから旅は始まります。
もちろん、そんなツアーなどないですから、すべて自分たちで手配しました。

マグダラのマリアの洞窟へは、マリアの聖人の日、7月22日に行きたかったのです。
泊まりたい修道院はすでに満室、空き部屋のある12日に行くことにしました。

ちょうど14日は革命記念日、パリ祭にあたります。
花火が打ち上げられ、町中お祭り気分になるパリに戻るのは避けたい。
革命記念日をどこで過ごすか?

いろいろ悩んだ結果、西の黒マリアから東へと周ることにしました。


Paris ホーム450
Dèpart ! Le 9 Juillet 2010 * La Gare d'Austelriz Paris


パリから南西部へと下り、ロカマドールへ。 
ロカマドールからトゥールーズ駅まで出て、普通列車で横断しプロヴァンス地方へ
サント・ボームからマルセイユ駅、TGV(新幹線)でパリに戻る

フランスはストが多いのが難だけど、鉄道の旅は楽しい。
そんな訳で、しっかりルート作りをして準備万端。

2010年7月9日
泊っていたパリ6区のホテル、Bel Ami からメトロで(地下鉄)オーステルリッツ駅へ。
朝、8時55分発の普通列車TEOZ で、ロカマドールに向けて出発!


DSC00072.jpg


約5時間の鉄道の旅。
途中、ブリブという駅で乗り換えて、
ロカマドール駅には、20分遅れて13時51分に到着しました。


ロカマドール駅2S


フランス南西部、ケルシー地方の簡素な村。
ロカマドールは無人駅でした。

列車を降りた乗客は、わたしたち夫婦含めて4人。


DSC00076.jpg


そぼ降る雨、閑散とした駅周辺。
待てど暮らせど、予約したタクシーは来ない・・・。

タクシーの運転手に直接携帯から電話して、
それから1時間も、人気のない駅でタクシーを待ちました。


ロカマドール駅正面S


運転手は、わたしたちが時間通りに駅に居なかったのが悪いと言って不機嫌。
電車が遅れたのだから、待ってるのが普通だろーという日本の常識は通りませんでした・・。
これもフランスだ・・。


IMG_0876.jpg


今回のマリア巡礼の旅、こんなハプニングは、ほんの序の口でした。

予想もしなかったことが次々と、そして、
予定していなかった場所に
わたしたちは次々と導かれていったのです!!

予定は狂ったのですが、予定にない場所にも行けました。
おまけに、キャンセルできないホテルや列車はギリギリセーフで救われて、
自分たちの想定をはるかに超えたアドベンチャー旅行になりました。

まるで誰かに仕組まれているかのようにパーフェクト。
導かれた場所と場所を繋ぐ軌跡が、完璧なストーリーになりました。

これを奇跡と呼ばずして、なんと云いましょう?

ホテルに着いたのは、もう夕方。
チェックインを済ませてすぐ、わたしたちは
黒マリアが待つ教会へと急ぎました。

吹き鳴らす不思議な音色のトランペットが、遠く、彼方から聞こえてきて、
その音に誘われるがままに、歩を進めてゆきました。


* ~ * Chaptre4 Continuer 続く * ~*



テーマ:旅行記 - ジャンル:旅行

2014.10.08 | マリア巡礼

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プロフィール

mariaikuko

Author:mariaikuko
青山マリアいく子の
「祈りとアートの巡礼記」にご訪問下さりありがとうございます。
導かれるような旅の不思議について書きたいと思いました。
旅で出会った出来事、美しいもの、心の目が見たものを綴っています。
皆さまの旅も、実り豊かなもので
ありますように。

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